端的には,犯人隠避罪ではないかということ。
投稿者を探したいからドメイン所有者を教えて欲しいと弁護士会照会を出すわけだが,代行業者の対応は2通り。
1 遮蔽している契約者の情報を回答してくれる業者
2 秘密だから教えないと回答する業者
困ってしまうのは,2の対応。
代行業者が管理者情報を持っているのは確実なのに,業者が出さないために先へ進めない。
それは,名誉毀損の犯人を蔵匿以外の方法でかくまっていることになるので,犯人隠避ではなかろうか。
だとすれば不法行為だから民事上は損害賠償請求も可能だろう。
機会があれば試してみたいことの1つ。
投稿者を探したいからドメイン所有者を教えて欲しいと弁護士会照会を出すわけだが,代行業者の対応は2通り。
1 遮蔽している契約者の情報を回答してくれる業者
2 秘密だから教えないと回答する業者
困ってしまうのは,2の対応。
代行業者が管理者情報を持っているのは確実なのに,業者が出さないために先へ進めない。
それは,名誉毀損の犯人を蔵匿以外の方法でかくまっていることになるので,犯人隠避ではなかろうか。
だとすれば不法行為だから民事上は損害賠償請求も可能だろう。
機会があれば試してみたいことの1つ。
犯人隠匿罪とはなりうるが、民事的なことで終わるのであれば犯人ではない。守秘義務の問題もあるので弁護士照会だけでは駄目なんじゃないでしょうか?そもそも、弁護士照会は、警察の照会と同じで任意のものです。
正攻法であれば、
1ドメイン管理会社に、ドメイン使用者開示の裁判
2ドメイン使用者に対して投稿者開示の裁判
2段階踏むわけです。もっとも、ドメインネームに正しい情報が現れているとも限らず、サーバー管理会社を訴えるほうが現実的でしょう。
ドメイン管理会社が海外だったばあいどーするのか?海外サイトに名誉棄損投稿を行っておけば、足がつかない?
対応可能な2ちゃんねるはまだマシな部類なんですよね。
投稿情報: あいうえ | 2010年12 月 4日 01:02
1 民事としては違法性があれば足りるので,犯人である必要はないこと
2 弁護士会照会への回答は任意ではなく,回答拒否は違法だと最高裁が言っていること
3 2ちゃんねるはサーバー会社も含めてWhois代行を使っていないこと
を追加情報としておきます。
投稿情報: カンダ | 2010年12 月 4日 07:55
それは、サラ金の履歴の判例じゃないですか?サラ金が弁護士の代理権の有無を判断するのに必要な委任状等の原本の提示や依頼者の印鑑証明を弁護士に求めて、履歴開示を拒否した場合、開示拒否は違法になるそうですが・・
違法性がある書き込みかどうか明白に理解できる類のモノであれば良いんですが、そうでない場合、WHOIS代行業者の契約不履行にもなり得るのですから難しいところではないでしょうか?
弁護士照会は任意ですよ。開示義務が法令で定められている場合、照会拒否が不法行為となるだけです。
投稿情報: あいうえ | 2010年12 月 4日 13:39
まぁ,だからこそ「試してみたいことのひとつ」という結論なわけです。
確定した見解があるところで追随して仕事しても面白くありませんからね。
投稿情報: カンダ | 2010年12 月 4日 14:11