2ちゃん相手の仮処分で当事者目録を書く際,
裁判所書記官は「住民票の住所にしてくださいね」と言う。
ひろゆき氏の住民票の住所は,以前なら「ひろゆき 住所」で検索すれば,いくつかのページに表示されたものだが,今は,上位の方には表示されない。下の方にあるのも,キャッシュだけのようだ。
(2010/5/6変更)
その後,パケットモンスター社を相手にする手法がほぼ確立し
ひろゆき氏を相手に仮処分申立する必要もなくなったと思う。
ひろゆき氏の住所は,東京地裁に管轄をもってくる疎明資料程度で足るだろう。
たびたびの出没ですみません。
法人格否認により西村氏を債務者とした仮処分決定の当事者目録では、住居地:不明 となっており、最後の住所地として住所らしきものが記載されていました(アップされていたものは黒塗りされてましたけど)。
結局、債務者がパケモン・西村氏のいずれであれ、仮処分決定に基づいて日本在住の削除人が該当書込を削除しているという事実こそが、主たる業務担当者が日本人であり、日本の裁判所が管轄権を持ちうるという解釈はいかがでしょうか。
投稿情報: ma21195 | 2009年9 月14日 17:07
いつもお世話になります。
何かに「ひろゆきの指示により削除人が削除している」と書かれていましたが,この事実は法人格否認の疎明資料になると思います。また,主たる業務担当者の疎明資料にもなるでしょう。
一方,「ひろゆきの指示により」の部分がないと,主たる業務担当者をひろゆきにできないし,法人格否認でパケモンとひろゆきを同一視することもできないため,おそらく必要だと思います。
投稿情報: 神田知宏 | 2009年9 月14日 18:29
FYIです。
14日夜に開催された「ネットに氾濫する誹謗・中傷言論にどう対応するか」のシンポジウムで、梓澤弁護士が「検索エンジン会社に対する検索中止の仮処分決定を得た」とのお話しをしていらっしゃいました。依頼人の誹謗・中傷が掲載されているサイトが数多く、各サイト毎に削除依頼等をすると膨大な労力がかかることから、「検索エンジンで、依頼人の氏名等の特定の用語を入力しても、検索結果が表示されることを差し止める」という発想だったそうです。
投稿情報: ma21195 | 2009年9 月15日 09:05
その仮処分は,コンピュータ委員会の弁護士からも聞いたことがあります。
以前は,グーグル社なら任意請求でやってくれていたのに,最近は仮処分を取らないとやってくれないのだとか。
検索サイトの問題と似た話としては,ミラーサイトの問題もあります。
ミラーリング中止の仮処分,なんてことも考える必要があるかもしれません。
投稿情報: 神田知宏 | 2009年9 月15日 09:38
お世話になっております(笑)
いや、全然ヒットしないんでびっくりでしたね。
ミラーリング中止の仮処分といっても、他のミラーサイトを作られてしまえば意味がないのではないのだろうか?素朴な疑問なんですが。
投稿情報: 通りすがり | 2009年9 月16日 14:39
特定の債務者に対して,特定のサイトのミラーサイトを作るなという仮処分もあるかもですね。
書き込み禁止の仮処分なんてのもあるくらいですから。
投稿情報: 神田知宏 | 2009年9 月17日 11:38