IT関連の訴訟で困るのは,
「これはIT業界の常識」または「経験則上明らか」と思って準備書面で書いても,証明(証拠)が必要になること。
裁判官にとっては常識ではないためです。
しかし,常識または経験則に属することがらなので,文献は見つけにくく,意見書・陳述書・鑑定書といったもので補うしかありません。
ただし,自分が代理人をやっている事件で自分が意見書を書くわけにもいかず,ほかの人に頼むことになります。
昨年は,知人弁護士から頼まれて,
パソコン業界における経験則としての「機種依存」および「相性」という概念
という意見書を書いて東京高裁に出したことがありました。
何か依頼があれば書きます。
という話ではなく,
いま自分のやっている事件で,誰か意見書を書いてくれる人がいないか,探しているところです。
お題は,「ソフトウェアがフリーズする理由」
自分で書いてよいなら書くのですがね。
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